庭は彼女の家族だった

前からたまに書いていた、お隣のおばあちゃんのお話の続きなんですが、

わたし、発見をしました。

庭の赤目の木が、今全盛期で、切っても切っても生えてくる時期なのですが、

そこを通りかかったお隣のおばあちゃんが、話しかけてきて、

それから「ちょっといい?」と言われ、庭に連れて行かれました。

ここまではいつものパターンなのですが、

わたしはここで、今回、大きな気付きをしました。

うちの庭は、おばあちゃんがくれた色んな種類の草花で整っているのですが、

おばあちゃんがこう言ったのです。

「いつ、この庭を閉じるかわからないけどさ、

あなたたちが、この花たちをもらってくれればさ、

この草花がなくなっても、生き続けるじゃん。」

おばあちゃんの、手塩にかけて育てた庭の草花が、我が家に来ることで、

おばあちゃんが亡くなっても、草花が一掃されても、命が絶えることなく続いて行くというものでした。

これを聞いた時、彼女が如何に、自分の庭の草花を愛しているか、がわかりました。

毎日毎日庭に出て、よっぽど庭が好きなんだと思っていましたが、

そうではありませんでした。

おばあちゃんにとっては、名もない小さな花の顔も、おばあちゃんを見上げる時には

子供の顔になって、おばあちゃんの顔も、お母さんの顔になっているのだと思いました。

指先ほどの、小さな花も、おばあちゃんは愛おしそうに、「かわいいでしょ^^」と言います。

だからわたしも、いただいた草花を、大切にしようと思いました。

人は、もう一歩入ったら、そこに見たことのない、その人の温かい泉があるのかもしれません。

そこに入るのは、正直面倒くさいと思うときもあるし、必要ないと思うこともあるでしょう。

でも、神が必然的に、そのくだりを用意してくれたのであれば・・

素直に従い、その人の懐に入り、気持を汲んだほうが、

ずっとずっと、気持のわだかまりも少なく、付き合っていけるのだと思いました。

わたしはどちらかというと、広く浅く付き合えないタイプの人間で、

不器用だけど、一度しっかり繋がった人とは、深く付き合いたいと思うタイプです。

おばあちゃんとも、このたび、心で繋がった気がしました。

おばあちゃんが、どれほどの愛を持つ人か、庭に行って気付いたからです。

草花は、愛を、気持をかければかけるほど、応えてくれます。主人もそう言ってました。

ターシャテューダーさんも、それを理解され、草花と会話し、自分と対話されていたのでしょうね。

わたしも今日、庭に出て、赤いチューリップを愛でたいと思います^-^

昨日夢で、猫やタヌキのような沢山の動物が、一斉に並んで我が家のほうを見ている夢を見て、

朝起きたら、チューリップが一本折れてました。

楽しみに花咲くのを待ち、昨日咲いたばかりだったので、気持を届けてくれたのかな・・

動物や植物とのテレパシーが、今後益々強くなって行くのかなと思いました。 

ふらんきー's Ownd

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